What is Rough Tacto-FS ラフタクトーFSとは

無垢な繊維の質感を感じられるラフな紙、Rough Tacto -FS(ラフタクト-FS)。
手のひらを滑らせれば、川のせせらぎや葉のそよぎのような、優しく懐かしい音が響く。
どこかノスタルジックな情景が鮮明に心に浮かびます。
自然由来の繊維が生む不規則なゆらぎを持ちつつも、印刷では色が鮮やかに映え、
幅広い表現を描けます。

Meaning Behind the Name 名前に込めた想い

「ラフ(Raugh)」は、この紙がもつ素朴であたたかみのある質感を表しています。塗工を施さず、繊維本来の風合いをいかしたその触りごこちは、まるで自然に触れるような感覚を指先に届けます。
「タクト(Tacto)」はスペイン語で「手触り」を意味し、「指揮」という「タクト(Tacto)」の意味も重ねました。自然界のオーケストラを指揮するように、懐かしさを帯びた手触り、心地よい音、鮮やかな発色が調和し、見る人・触れる人に新しい感動と発見をもたらす存在であってほしい、そんな想いを込めて名付けました。

Logo & Illustration Meaning ロゴやイラストに
込めた意味

私たちは、「ラフタクト」という紙の世界観を、音を可視化することで表現するプロジェクトに取り組みました。紙をそっと擦るときの微かな音を分析すると、木の葉のそよぎや穏やかな波、そよ風といった自然界の響きに近い特徴があると分かりました。 この音を数値化し、色へと変換。 この色を使い、音から浮かぶ情景を描きました。音を手がかり生まれたイラストやロゴで、紙の「らしさ」感じてもらえると嬉しいです。

ラフタクトのタッチ音を、
色とかたちに

音の分析に用いた指標のひとつが「スペクトル重心」。明るさなどの印象を、数値として捉えることができます。この指標を含む複数の指標を解析し、それらを色相・彩度・明度へと変換。 紙が持つ“音”の性質を、色のグラデーションとして再現しました。

(紙のタッチ音を色にマッピングし、時系列に並べたグラデーション)

さらに、「音の波形」にも着目。このユニークな音のかたちを加工せず、ウェブサイトやサンプル箱のエンボスデザインにそのまま活用。紙を触れる音の響きが手で触れられる「かたち」として表現されています。

(紙のタッチ音のスペクトル重心を時系列に並べた波形)

寸法 流目 連量 坪量 包装枚数 用途
4/6判 T目 258kg 300g/㎡ 100枚 パッケージ・ショップカード・
パンフレット (表紙など)・メニュー・名刺等
4/6判 T目 300kg 350g/㎡ 100枚 大きめの箱・高級名刺・厚紙製タグ

4/6判T目、菊判T目・Y目、200g~450gまで生産可能です。

まずはお気軽にご相談ください。

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