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コーヒーかす・チャフを紙にアップサイクル|カフェのショップカード・パッケージに使えるコーヒー由来の紙2種

ほっと一息つきたいとき、夜もう少し頑張りたいとき、甘いデザートを楽しむとき……。
日常生活にコーヒーが欠かせないという人は多いのではないでしょうか。
コーヒーは世界中で愛されており、世界で一日に飲まれる量は約25億杯以上ともいわれています。
そんなコーヒーですが、焙煎する際にチャフと呼ばれる薄皮やコーヒーかすが発生してしまうことをご存知でしょうか?
チャフやコーヒーかすは、これまで廃棄されるものでした。
しかし昨今、SDGsの観点から、各方面で再利用する取り組みが増えています。
当社も積極的に取り組んでおり、チャフを配合した新製品を2026年10月に発売しました!
ほかにも、お店や工場から出るコーヒーかすをクラフト紙に生まれ変わらせる取り組みも継続して行っています。
そこで今回の記事では、当社のコーヒー由来の廃棄物を紙へアップサイクルした事例をご紹介。
カフェのショップカードやDM、コーヒー製品のパッケージやフライヤーなどにいかがですか?
ミルクコーヒーペーパー

まずは、2026年10月から新しく取り扱いを始めたミルクコーヒーペーパーをご紹介します。
ミルクコーヒーペーパーは、使用済み牛乳パックの古紙を主体に、焙煎時に発生するチャフを配合した紙です。
チャフとは、焙煎時に剥がれ落ちるコーヒーの薄皮のこと。
生豆を1トン焙煎すると、約30㎏のチャフが発生します。
ミルクコーヒーペーパーの原料の50%は、使用済みの牛乳パックと紙コップ。
そこにコーヒー約19杯分のチャフが混ぜ込まれています。

チャフ由来の大きな粒々に、ざっくりとした粗い手触り。
素朴な質感が、わら半紙のような懐かしさを感じさせます。
コーヒーと聞くと洋風なイメージですが、チリの入った和紙のようにも見え、洋風・和風どちらのテイストのデザインにもマッチする1枚です。
ミルクコーヒーペーパー(フラッペ)の規格
ミルクコーヒーペーパーは、フラッペ(白)を常備在庫しています。規格は、下記の通りです。
| 規格 | 流れ目 | 連量 | 米坪 |
| 1,092×787㎜ | Y目 | 86㎏ | 100g/㎡ |
| 1,092×787㎜ | Y目 | 172㎏ | 200g/㎡ |
薄物の86㎏は貼り箱や説明書、172㎏はショップカードやタグなどにおすすめです。
最新情報は、特設ページをご確認ください。
おすすめの印刷・加工方法
ミルクコーヒーペーパーはオフセット印刷可ですが、非塗工紙のため、印刷の再現性は高くありません。
4色で全面に印刷するよりは、少ない色数でワンポイントに印刷した方が、紙の良さを生かせるでしょう。
おすすめは活版印刷や箔押しなど、上から圧をかける印刷加工です。
特に172㎏(米坪200g/㎡)はざっくりとした風合いで、凹みとの相性抜群。
紙らしさを生かした唯一無二の印刷物に仕上がります。

インクジェットプリンターやレーザープリンターは事前にテストの上、ご使用ください。インクジェットはにじみ、レーザーはトナーの定着不良が起きる可能性があります。
ミルクコーヒーペーパーの注意点
素朴な雰囲気が魅力のミルクコーヒーペーパーですが、いくつか注意点もあります。
1.写真の印刷は不向き
ミルクコーヒーペーパーは紙らしい質感を残した非塗工紙です。
そのため、コート紙などと比較すると印刷の再現性は高くありません。
写真よりもイラストやロゴのみなど、シンプルなデザインの印刷物に適しています。
2.粒の入り方はランダム
1枚1枚、粒の入り方が異なります。1枚として同じ紙がない点は魅力でもありますが、小さな文字が粒に重なると読みにくくなることも。
7pt以下の文字や細い線の印刷は避けていただく方が良いでしょう。
3.ロットによって色が異なる場合がある
原料にチャフを使用しているため、ロットによって紙の色や粒の入り具合が変わる可能性があります。
多少の違いはミルクコーヒーペーパーの「味」と考えていただけると幸いです。
そのほかの詳細は、ミルクコーヒーペーパー特設ページをご覧ください。
薄炭クラフト

ミルクコーヒーペーパーに混ぜ込まれているチャフは、メーカーが回収したものです。
残念ながら、お店で出たチャフやコーヒーかすを混ぜ込んで作ることはできません。
では、お店の廃棄物はこれまで通り捨て続けないといけないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません! 実は有効活用できる紙があります。
その紙の名は、薄炭クラフト。
1,300年前に使われていた日本最古級の再生紙「宿紙(しゅくし)」を現代に再現したパッケージ用紙です。
薄炭クラフトは、バイオ炭(※)と段ボール古紙を配合して作られています。
※バイオ炭…生物資源を酸素が少ない状態のもと、350℃超の高温で加熱して作られる炭化物。
二酸化炭素を炭の中に閉じ込めることができ、脱炭素に貢献する新素材として注目を集めている。
まずは、お店で出たチャフやコーヒーかすをバイオ炭化。その後、段ボール古紙と配合して薄炭クラフトへと仕上げます。
完成した紙は、パッケージの他、DMやタグなどにご使用いただけます。
廃棄物だったものが、ブランドを彩る一部となるのです。
採用事例「コーヒー薄炭クラフト」

実際にお店で出るコーヒーかすを使用し、薄炭クラフトの技術でオリジナル用紙として生まれ変わった例があります。
それが、奈良発祥の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店・ロクメイコーヒー様と共同開発したコーヒー薄炭クラフトです。
(プレスリリースはこちら)
コーヒー抽出後に出る大量のコーヒーかす(コーヒーグラウンズ)。
ハンドドリップで使用した紙フィルターなどが混ざるため、分別が難しく、堆肥にするにも難しい状況でした。
そこで、薄炭クラフトの技術を活用して、コーヒーかすを紙フィルターごとバイオ炭化。
「コーヒー薄炭クラフト」として生まれ変わらせました。
コーヒー薄炭クラフトは2026年3月から同社のギフトボックスとして使用されており、お客様からは「コーヒーかすが紙になるなんて」と驚きの声が届いているそうです。
この取り組みについては、以前テレビ東京の番組「みどりをつなぐヒト」でも取り上げていただきました。
ロクメイコーヒー様のギフトは店舗のほか、オンラインでもご購入いただけます。
ぜひ一度、お手に取ってご覧ください。
さいごに
本来捨てるはずだったものに新たな価値を加えて生まれ変わらせることを、アップサイクルといいます。
環境問題が日に日に深刻になりつつある昨今、アップサイクルはSDGs達成のための重要な手段の1つとして、注目されています。
コーヒーの分野でもSDGsの取り組みが進んでおり、環境・社会に配慮して作られる「サステナブルコーヒー」も増えてきました。
サステナブルにこだわったコーヒーなら、ぜひパッケージや印刷物もアップサイクルされた紙を使用しませんか?
アップサイクルされる廃棄物がコーヒー由来のものなら、よりお客様に共感され、企業やブランド価値向上に一役買うことでしょう。
ちなみに薄炭クラフトは、コーヒー以外の廃棄物でもバイオ炭化して混ぜ込めます。
コーヒーやそのほかの食品残渣や廃棄物を再利用したいとお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
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