テレビ東京「みどりをつなぐヒト」で、薄炭クラフトの取り組みを取り上げて頂きました

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/テレビ東京「みどりをつなぐヒト」#191

テレビ東京「みどりをつなぐヒト」で、
薄炭クラフトの取り組みを取り上げて頂きました

このたび、テレビ東京「みどりをつなぐヒト」#191にて、当社が取り組む「薄炭クラフト」をご紹介頂きました。スペシャルティコーヒー専門店・ロクメイコーヒー様(奈良市)と一緒に進めてきた、コーヒーかすを紙に変える取り組みです。番組で取り上げて頂いた内容を、あらためてこの場でもお話しさせてください。

 

きっかけは、「このコーヒーかすを、どうにかできないか」

ロクメイコーヒー様では、全店舗で1日におよそ600杯のコーヒーを淹れています。そのぶん、毎日たくさんのコーヒーかすが出ます。代表の井田浩司様は、その使い道をずっと探しておられました。

そんな井田様と私たちが出会い、「新しい紙が作れないか」——そのひと言から、この紙づくりは始まったんです。

ただ、コーヒーかすは、そのままでは紙になりません。ドリップに使った紙フィルターが混ざっていて、これが、なかなか厄介だったんです。

「炭にする」という回り道

そこでたどり着いたのが、コーヒーかすをいったん「バイオ炭」に変える、という方法でした。

バイオ炭とは、木の枝や農作物の残さなどを、酸素の少ない状態で350℃以上に加熱してつくる炭のことです。こうすると炭素が閉じ込められ、大気中にCO2として出ていきません。土にまけば土壌改良にもなる。気候変動への対策としても、いま注目されている技術です。

そして都合のよいことに、炭にしてしまえば、混ざっていた紙フィルターも気にせず使えるようになりました。回り道に見えて、じつはいちばんの近道だったのです。

三年かけて、一枚の紙に

とはいえ、そこから紙にするまでが、長い道のりでした。どれくらい炭を混ぜれば、紙らしさと炭の個性が両立するのか。配合を少しずつ変えながら試すうちに、気づけば三年が経っていました。

できあがったのが「コーヒー薄炭クラフト」です。段ボールなどの古紙にバイオ炭をおよそ5%混ぜ、大きなロールで一枚のシートに仕上げていきます。炭ならではのくすんだ色合いと、ほのかな消臭のはたらきを持つ、クラフト紙になりました。

きれいになりすぎず、ざらつきなどをあえて残しました。クラフトとしての機能は保ちながら。

——ロクメイコーヒー・井田浩司様

この紙は、番組放送の時点で、その年の3月から、ギフトボックスとして使われています。

一杯のコーヒーから、循環を

井田様は、こんなふうにも話しておられました。コーヒーかすだけでなく、お茶やほかの食べものでも、同じように炭にすればリサイクルができるはず。「リサイクルの輪が広がっていくと嬉しい」と。

私たちも、同じ景色を見ています。これまで使い道がなく手放されていたものが、炭を経て、また一枚の紙になる。その小さな循環が、一杯のコーヒーから静かに広がっていく——そんな紙づくりを、これからも続けていきます。

コーヒーに限らず、お茶がらや野菜の切れ端など、「これはもう紙にはならない」と思われているものからも、紙は生まれます。もし社内に、使い道に困っている副産物があれば、一度お聞かせください。その先の一枚を、私たちが一緒に考えます。

まだ見ぬ紙を、この手から。

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出典:テレビ東京「みどりをつなぐヒト」#191
※本記事は同番組の放送内容にもとづいて構成しています。数値や時期は放送時点のものです。

 

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