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「カーボペーパー」は、CO₂を鉱物として固定化する最先端テクノロジーと、日本の老舗企業が持つ製紙ノウハウを融合させた、全く新しい紙です。
“書く”という日常の行為を通じて、脱炭素社会に貢献しながら、万年筆やあらゆるペンで「最高の書き心地」を愉しむ。
そんな未来の当たり前を、この一枚の紙から届けます。

CO₂を紙に使う

CO₂を紙に「使う」

最先端のカーボンリサイクル技術で、CO₂を資源として活用。

プロが認めた書き心地

プロが認めた書き心地

にじまず、裏抜けせず、さらさらな筆記感。プロの視点で共同開発。

具体的な環境貢献インパクト

環境貢献インパクト

1トンあたり約97kgのCO₂排出削減と約33kgのCO₂固定化を実現。

未来を創るテクノロジー CO₂を「捨てる」から「使う」へ。

CO₂資源化技術(カーボンリサイクル)を応用

「カーボペーパー」には、排ガス由来のCO₂を、カルシウムを含む産業副産物と化学反応させてCO2を固定化した炭酸カルシウム(以下、CO2活用炭カル)を使用。この素材を紙の「表面」と「内部」に活用し、高い筆記性能を実現した紙製品は世界初(*)です。CO2活用炭カルを紙に混ぜ込むだけでなく、世界初となるCO2活用炭カルを紙の表面に塗る工程に挑戦。従来の石灰石由来の炭酸カルシウムをすべて置き換えることができ、原料段階からのCO₂排出削減も実現しました。これは、カーボンリサイクル技術の一つである、「CO2を資源ととらえ、再利用する技術」(CCU)を応用したソリューションです。

CO2活用炭カルを紙の表面と内部に使用

“プロの視点”で書き心地を追求 すべての書き手を虜にする、理想の書き味。

文具ソムリエ・石津大氏
「環境性能と筆記性能、この二つをこれほど高いレベルで両立した紙は見たことがない。インクがスッと紙に乗り、ペン先が滑る感覚は、まさに官能的。手書きの時間が、もっと愛おしくなるはずです。」
文具ソムリエ・石津大

「カーボペーパー」は、ぺーパルが2023年から構想していたカーボンリサイクル技術を応用して、ノートのプロ(大栗紙工)、文具のプロ(石津大氏)とともに“理想の書き味”を徹底的に検証し、試作を重ねて作り上げました。本文用紙だけでなく、表紙用の板紙にもこの技術を適用しました。

裏抜け防止

裏抜け防止

不透明度を高めて裏写りを抑制、インクの染み込みも抑制します。

さらさらの手触り

さらさらの手触り

摩擦係数を最適化し、滑らかな書き心地を実現。どんな筆記具でも驚くほど滑らかです。

にじみ防止

にじみ防止

紙表面の微細構造がインクの広がりを抑制し、くっきりとした輪郭を保ちます。

具体的な環境貢献インパクト

CO₂排出削減と固定化を同時に実現

通常、紙の筆記性や白色度を上げるために炭酸カルシウムを使用しますが、「カーボペーパー」はこの素材をすべて、CO2活用炭カルに置き換えました。CO2活用炭カルは一般的な炭酸カルシウムと異なり、高温焼成工程を必要としないため、製造時のCO₂排出量も削減。同量を使用した場合、紙の製造量1トンあたり、約97kg(杉の木約11本分が1年間に吸収する量)の排出削減が見込まれます。その結果、約33kg(杉の木約3.8本分が1年間に吸収する量)のCO₂を固定化しています。

これは、B5サイズノート1000冊(100kg相当)に換算すると、約9.7kgの排出削減と約3.3kgのCO2の固定化が見込まれます。
※LCA(ライフサイクルアセスメント)試算は、GreenCarbon株式会社が実施しました。

カーボペーパーのCO2削減量と固定料のグラフ

開発の背景 脱炭素社会と、手書き文化の未来のために。

一つは、世界的な課題である「脱炭素社会への移行」です。何か脱炭素に貢献できる取り組みができないか。そう考えた時に、カーボンリサイクル技術に着目しました。CO2を資源としてとらえ、再利用するこの技術は、日本政府が推進するGX戦略においても重要な取組です。私たちは、書くという日常行為を環境貢献につなげる技術として本製品を構想しました。

そしてもう一つが、「手書き文化の再評価」です。デジタルが主流の今だからこそ、思考を整理し、創造性を育む「手書き」が見直されています。万年筆などで、インクの濃淡や紙の上を滑る感覚を愉しむ人々が増えるなど、手書き文化が再び盛り上がりを見せています。私たちは、こうした現代のニーズに応える素材を届けたい。脱炭素に貢献しながら、書く人の「愉しみ」や「豊かな時間」をも最大化する。それが「カーボペーパー」に込めた想いです。

製品情報

製品プレビュー

【世界初公開】万博にて先行展示

🗓️

イベント: 2025年大阪・関西万博
期間: 2025年7月2日(水)〜6日(日)
※7/2は12時-18時、7/3-5は10時-20時、最終日は10時-12時

📍

場所: EXPOホール「WASSE」「第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博展」内 D-16「ステーショナリーマーケット」内「大栗紙工ブース」

📝

内容:『カーボペーパー(ライト)』技術および開発ストーリーの、ノート製品の先行展示・販売

製品展開

今後の展開

📖

ノート製品: 大栗紙工「OGUNO」ブランドにて今後AmazonやBASEでの販売を予定

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パッケージ用紙展開: カーボペーパー技術を応用した、環境配慮型パッケージ用紙を始め、新たな製品ラインナップへの展開も目指してまいります。

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