高白色ってどんな色? 白いラフ系パッケージ用紙を比較してみた

製品情報

昨今、ニーズが高まっているラフな質感のパッケージ用紙(以下、ラフ系パッケージ用紙)。
当社でもお問い合わせが増えています。

当社はさまざまなラフ系パッケージ用紙をお取り扱いしていますが、「なるべく実物に近い色味で印刷したい」「クリーンなイメージにしたい」といったご要望がある場合は、高白色の紙を選ぶことをおすすめしています。

しかし、一口に高白色といっても、実はそれぞれの白さに個性があります。

これまで上質紙やコート紙、マットコートに板紙と、さまざまな紙の白さを比較してきましたが、今回は高白色のラフ系パッケージ用紙に絞って比較してみました!

例によって人間の目で見比べていますので、他の人が見ると違う結果になるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。

これまでの白さの比較記事はこちら
【紙を徹底観察してみよう・上質紙編】1番白い上質紙は?それぞれの個性に迫る!
【紙を徹底観察してみよう・コート紙編】コート紙とは?種類によって違いはある?
【紙を徹底観察してみよう・マットコート編】印刷の仕上がりに違いはある?インキの乾きが速い紙とは?
板紙の種類によって白さは違う? 16種類を比較してみた

ラフ系パッケージ用紙とは?

当社では、キャラメル箱や組箱に適した板紙のうち、ラフな質感を持つものをラフ系パッケージ用紙と呼んでいます。

以前の記事(高級感と温もりの両立を実現!ラフ系パッケージ用紙の主な銘柄とその特徴)では、9つのラフ系パッケージをご紹介しました。

今回は、前回ご紹介した中で高白色の5種類と、前回ご紹介しきれなかった2種類を加えた計7種類を比較します。

使用した銘柄

・ラフタクト-FS

ラフタクト‐FSのパッケージサンプル

蛍光染料を使用していない無垢な白さと、優しい質感が魅力のラフ系パッケージ用紙です。

ぜひ体感していただきたいのが、その手触りと音
目を閉じて、そっと紙の表面をなでてみてください。
ふんわりとした手触りとともに、心地の良い音が聞こえてくるはずです。

実は、ラフタクト-FSをそっと撫でたときの音を分析すると、穏やかな波やそよ風の音に近いことが判明しました。

紙は木から生まれる、自然由来の素材です。
光沢や特殊な加工を施した紙も魅力的ですが、紙本来の自然な姿とは少し違いますよね。
波や風といった自然の音を奏でるラフタクト-FSは、「紙らしい紙」といえるのではないでしょうか。

昨年の12月にはK判T目 185㎏と216㎏が加わり、より使いやすくなりました

ラフタクトーFSの詳細ページはこちら

・気包紙U-FS

気包紙U-FS

気持ちを包む紙、気包紙(きほうし)。
名前の通り、パッケージで使われることを想定して作られた紙です。
蛍光染料不使用ながら高い白色度を誇り、耐光性にも優れています。

気包紙の特徴の1つが、風合いや表面加工のバリエーションが豊富なところ。

気包紙U-FS(非塗工)、気包紙C-FS(片面特殊塗工)、気包紙GL-FS(両面塗工)のほか、黒い気包紙である黒気包紙U-FS(非塗工)、黒気包紙C-FS(両面特殊塗工)があります。

そのなかでも気包紙U-FSは、ディープラフ、ミディアムラフ、ライトラフの3種類の風合いから選ぶことができ、2025年の9月にはディープラフにL判Y目 53kg・88kg・123kg・158.5kgが追加。
包装紙や手提げ袋などにも使えるようになり、ブランド全体を気包紙で統一することが可能になりました。

・スノーブルーFS

スノーブルーFS

名前の通り、雪のように白いラフ系パッケージ用紙です。
ラフすぎない穏やかな質感は上品さを演出します。
微塗工品で、印刷再現性に優れている点も魅力の1つ。
(#180、#240、#280、#310、#350は片面微塗工品、#620、#700は両面微塗工品)

嵩高でインキの発色が良いことから、最近は活版印刷でも人気の紙です。

・ハイブリッドバガスFS ラフホワイト/高白ラフバガス/ラフバガスEX

ハイブリッドバガスFS ラフホワイト、高白ラフバガス、ラフバガスEX
左からハイブリッドバガスFS ラフホワイト、高白ラフバガス、ラフバガスEX


本来、廃棄されるはずのサトウキビの搾りかす。
これを原料としたバガスパルプを配合したバガス紙は、非木材紙の代表格として長年支持されてきました。
歴史が長い分、バガスパルプが使われたラフ系パッケージ用紙は種類が豊富です。
今回は数あるバガス紙の中から、高白色の3種類をご紹介します。

ハイブリッドバガスFS ラフホワイト

一見、非塗工紙のようにみえますが、片面塗工品です。
非塗工紙に近い風合いで、印刷適性が高い点が魅力といえるでしょう。

高白ラフバガス

高白ラフバガス


ラフバガスの高白品にあたります。
他のラフ系パッケージ用紙に比べるとややスムースな質感です。

ラフバガスEX

ラフバガスEX


超高白色と銘打たれたノーコートアイボリーです。
こちらも質感はスムース寄り。
青みがかった白さは、クリーンなイメージを演出したいときにぴったりです。

・トポラスF

トポラス-F


ふんわり軽いトポラスFは、箔押しやデボスなどの紙をへこませる加工と相性抜群。
ざっくりとしたラフな質感は、触ったときに強い印象を残します。
パッケージはもちろん、活版印刷の名刺やカードなどにもおすすめです。

白さを比較してみよう

さて、ここからが本題です!
7種類を並べて白さを比較してみます。

左から、トポラスF、気包紙U-FSディープラフ、スノーブルーFS、ラフタクトーFS、ハイブリッドバガスFS ラフホワイト、高白バガス、ラフバガスEXです。

トポラスFがやや白色度低め、ラフバガスEXはかなり青白い印象です。
気包紙U-FS・スノーブルーFS・ラフタクトーFSはニュートラルな白さ、ハイブリッドバガスFS ラフホワイトと高白バガスはやや青味より、といったところでしょうか。

同じ高白色の紙でも、白さに違いがあることがわかりますね。

高白色のラフ系パッケージ用紙 ポジショニングマップ

比較の結果を踏まえて、ポジショニングマップを作成してみました。

高白色ラフ系パッケージ用紙ポジショニングマップ

ラフ感を重視するときは気包紙U-FS ディープラフやトポラスFニュートラルな白・風合いが欲しいときはラフタクトーFSやスノーブルーFS青白い紙が欲しいときは高白ラフバガスやラフバガスEXを選ぶと良いでしょう。
青味よりで印刷適性を重視する場合はラフタクトーFS、ハイブリッドバガスFS ラフホワイトがおすすめです。

あくまで人間の目と手で判断したものではありますが、ご参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、ポジショニングマップ上では近いラフタクトーFSとハイブリッドバガスFS ラフホワイトですが、ラフタクトーFSはハイブリッドバガスFS ラフホワイトにはない350g/㎡をご用意しています。
「強度が欲しい」「大きめの箱を作りたい」という際にはラフタクトーFSがおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は高白色のラフ系パッケージ用紙の白さを比較してみました。

同じ高白色でも、少しずつ白に個性があります。
デザインによって使い分けると、ワンランク上のパッケージが制作できますよ。

当社では今回ご紹介した7種類以外にも、多数のラフ系パッケージ用紙を取り扱っております。
ご要望に合わせて最適な紙をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

※本ページの記載内容は、更新時点での情報になります。
最新の情報につきましては、メーカーHPをご確認いただくか、当社までお問い合わせください。

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