開発できる紙の種類
吸水紙・吸液紙の選び方|コースター、結露、食品ドリップの対策
吸水紙・吸液紙は、水やその他の液体を取り込む機能を持つ紙素材です。用途に合うものを選ぶには、吸収量だけでなく、吸う速さ、吸った液体の保持、濡れた後の強度を分けて確認します。コースターと食品のドリップ対策では、同じ吸水材でも重視したい条件が変わります。
「たくさん吸う」以外にも選ぶ軸がある
吸水性は、紙の密度、繊維間の空隙、液体とのなじみやすさなどに関わります。繊維構成や加工を変える方法、高吸水性樹脂を利用する方法があり、材料構成は製品ごとに異なります。
選定では、次の四つを分けて比較します。
| 見たい性能 | 使用場面に置き換えた確認例 |
|---|---|
| 吸収速度 | 水滴を置いたとき、表面にどのくらい残るか |
| 吸収量 | 想定する液量に対し、何枚・どの面積が必要か |
| 保持の状態 | 持ち上げたり押したりしたとき、液体が戻らないか |
| 濡れた後の扱いやすさ | 破れ、くずれ、貼り付きが使用の妨げにならないか |
コースターと食品用シートで確認点を変える
コースターなら、グラスを置く面とテーブルに接する面の両方を観察します。印刷したロゴの見え方や、持ち上げたときの扱いやすさまで含めると、外観と機能を一緒に検討できます。
食品のドリップ対策なら、想定する液量、食品との位置関係、保存時間を先に整理します。吸収した後の液だれを抑える保水性能を持つ製品もあるため、吸水量と保持の仕方を区別して比較するとよいでしょう。
吸油材は、水と油のどちらを取りたいかから
油を吸う用途では、水が混在するかどうかも選定条件になります。水を避けて油を選択的に吸う材料と、水分も含めて拭き取る材料を、同じ評価で比べないようにします。
よくある質問
厚い紙ほど吸水性が高いのですか?
厚さだけでは比較できません。使用する液体と試験方法をそろえ、必要な面積でどの程度吸うかを確認します。
吸水紙は食品に直接触れてもよいですか?
用途への適合は製品ごとに確認します。紙だけでなく、使用するインキや接着剤を含む完成品の構成も伝えます。
印刷するときは何を見ればよいですか?
印刷後の見本で吸水の状態と絵柄の変化を確認します。無地の見本と同条件で比べると、採用時の判断材料になります。



